外壁・屋根塗装

塗装を行う目的とは?

外壁・屋根塗装を行う目的は、主に以下の3つです。

建物の耐久性や美観を維持するためには欠かせない工事ですので、しっかりと修繕計画を立て、定期的に塗り替えを実施することが大切です。

劣化部分を修理

外壁・屋根は、日頃から紫外線や雨風の影響を受けているため、年月の経過とともに確実に劣化が進んでいきます。

そして、修繕工事をせずに劣化を放置していると、やがてひび割れや破損などがみられるようになり、最終的に雨漏りが発生してしまいます。

雨漏りによる被害は、室内が濡れるのはもちろんのこと、シロアリの発生や木材の腐食なども引き起こし、最悪の場合は耐震性の低下や漏電・火災といった大きな事故に発展する可能性もあるので、大変危険です。

さらに、外壁の劣化は美観が低下するだけでなく、タイルの欠落によって入居者や通行人にケガを負わせてしまったり、周囲の建物や車を傷つける恐れもあります。

このように建物は日々劣化が進行しており、劣化を放っておくと取り返しのつかない事態に繋がるケースもあるため、状況が悪化する前に外壁・屋根塗装をして劣化部分を修理しておくことが重要です。

建物の保護

外壁材・屋根材は、基本的に素材そのものに防水性があるわけではありません。そのため、塗装をして防水性を高める必要があります。

また、塗膜で紫外線から外壁材・屋根材を守ることで、建材をより長持ちさせることにも繋がります。

もし塗装をしないと、直接建材が紫外線の影響を受けてしまい、耐用年数を迎えるよりも前に屋根の葺き替えや外壁の張り替えが必要となってしまいます。

美観を良くする

建物が劣化すると、ひび割れや塗膜の剥がれなどの劣化が発生し、さらにコケやカビ、雨だれといった汚れも目立つようになります。

これらを放っておくと、建物全体が暗い印象になったり、入居を検討している方からマイナスのイメージを持たれてしまう可能性があるため、定期的に塗装をして綺麗な状態を保つことが大切です。

塗装工事は費用が高額になりますが、建物の見た目は入居を決めるうえで重要なポイントとなるため、美観が向上すれば入居率にも良い影響を与えられます。

塗装をする時期は?

塗装をする時期は、一般的に新築後または前回の修繕から10〜15年が目安となります。

ただし、外壁材・屋根材の種類や塗料のグレード、劣化状況によっても時期は変わってくるため、まずは専門業者に調査を依頼して現状を把握することが大切です。

注意すべき外壁・屋根の劣化症状

外壁

外壁にシーリングの劣化やタイルの欠損、割れがみられる場合は、雨漏りの原因となり得るので早めのメンテナンスが必要です。

シーリングとは、外壁の継ぎ目や窓サッシ周りに施工されているゴム状の部材を指し、雨水の浸入を防ぐ役割を持っています。シーリングも劣化が進むと、外壁材と同じようにひび割れや剥がれといった症状を引き起こすため、定期的な補修が欠かせません。

そして最も注意すべきなのが、漏水です。漏水は建物全体に大きなダメージを及ぼし、入居者にも多大な迷惑をかけてしまいます。漏水を見つけた時は、直ちに修繕工事を行うようにしましょう。

屋根

屋根の劣化症状は、屋根材の種類によって異なります。

現在主流となっているスレート屋根の場合は、スレート材の割れや反り、屋根の頂上部に設置されている棟板金の浮きなどが発生していると、雨漏りに繋がる危険性があるので早めのメンテナンスが必要です。

瓦屋根は耐久性が非常に高いものもありますが、地震による揺れや飛来物によって瓦が割れたり、ズレてしまう可能性があるので注意しなければなりません。また、瓦屋根に施されている漆喰は、経年劣化で崩れや剥がれなどを起こすため、10年前後を目安に定期的にメンテナンスする必要があります。

そして、ガルバリウム鋼板などの金属屋根は、サビや穴あき、めくれ、棟板金の浮きに注意が必要です。サビは一度発生すると、どんどん周囲に広がっていくため、症状が軽度なうちに錆止め塗装をして劣化を抑えることが大切です。

屋根の状態を把握するのは難しいですが、下から見上げたときに以上のような劣化が確認できる場合は、早めに専門業者による調査を実施しましょう。

また、室内でクロスの剥がれや天井のシミが見られる場合は、雨漏りしている可能性が非常に高いため、直ちに修理・塗装をして雨漏りを止めることが重要です。

塗料のグレード別 耐用年数

外壁・屋根塗装で使われる塗料の種類は、アクリル塗料、ウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料、ラジカル制御塗料、無機塗料の主に6つあります。ただし、アクリル塗料、ウレタン塗料を使用するケースはほとんどありません。

それぞれの耐用年数と価格は、次の通りです。

塗料グレード 耐用年数 1㎡あたりの単価
アクリル塗料 5~7年 1,000円~1,500円
ウレタン塗料 8~10年 1,400円~2,000円
シリコン塗料 10~12年 1,800円~3,500円
ラジカル制御塗料 12~15年 2,200円~3,800円
フッ素塗料 15~20年 3,500円~4,800円
無機塗料 20~25年 4,500円~5,500円

アパート・マンション・ビルの塗装にかかる期間

大規模修繕で外壁・屋根塗装を行う場合は、一般的に塗装工事だけではなく他の工事も一緒に行うケースがほとんどです。

外壁・屋根塗装を含む修繕工事の期間は、50戸以下の小規模で1~3ヶ月、50~100戸の中規模で3~5ヶ月、100戸以上大規模では半年以上が目安となります。

大規模修繕における塗装の会計処理について

外壁・屋根塗装にかかる費用は「修繕費」と「資本的支出」のどちらかに分類され、それぞれ会計処理の方法が異なります。

まず修繕費の対象となるのが、劣化箇所を元の状態に戻す原状回復を目的とした工事です。そして資本的支出は、元の状態よりも性能を向上させて、資産価値を高めることを目的とした工事が対象となります。

会計処理上では、修繕費であれば工事を行った年に経費として一括で計上できます。資本的支出の場合は、一括で経費として計上できないので減価償却する必要があります。

オーナー様にとって会計処理ついては重要な部分となりますので、その仕組みにをしっかりと理解しておくことが大切です。

※ただし例外もあり

修繕のことならお気軽ご相談ください!「相談してよかった!」と言っていただける自信があります。

マンション・アパート・ビル・倉庫・工場・店舗の大規模修繕で失敗しないためには、豊富な専門知識と高い技術を持つ会社に依頼することが重要です。

さくらペイントは、資格を持った自社専属の職人が直接、施工・管理を行うため、適正価格で高品質な工事が実現可能です。大規模修繕の分野でも高い技術力とノウハウを持っています。

そして、地域密着型の施工店として20年以上にわたる実績があり、多くのお客様から信頼をいただいています。

ただ大規模修繕においては、資金面や入居者様への配慮など悩みの種も多いかと思います。私どもは、工事計画に関する知識や経験も持ち合わせており、お客様とのコミュニケーションを取りながら、細かなニーズにもしっかりと対応いたします。

大規模修繕をご検討中の方は、ぜひ一度さくらペイントまでお問い合わせください。お客様の大切な財産である建物を美しく保ち、オーナー様・入居者様に安心していただけるような品質の高い工事を行うことをお約束します。

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