店舗の修繕工事を行う目的は、以下の2点です。

耐久性の維持

店舗の修繕工事を行う目的でまず挙げられるのが、耐久性の維持です。

建物は日頃から紫外線や雨風に当たり続けているため、経年劣化によって塗膜の剥がれや建材の破損などがみられるようになります。そして、これらの劣化を放置していると、耐震性が低下したり、雨漏りの発生といった事態に発展してしまいます。

雨漏りは建物に大きなダメージを与えるだけでなく、店舗に置いてある商品や設備が濡れてしまう恐れもあるので注意しなければなりません。さらに、店舗の営業中に雨漏りが起きると、従業員やお客様など多くの方々に迷惑がかかってしまいます。

また、外壁材がボロボロになっていると、欠落した建材によって従業員やお客様にケガを負わせてしまったり、車や自転車を傷つける可能性もあります。

建物の耐久性を維持することは、店舗の経営やお客様との信頼関係にも深く関わってくるため、定期的な修繕工事が必要不可欠です。

美観の向上

店舗の外観は顧客に与える印象に大きく影響するため、美観を向上させることは非常に重要なポイントとなります。

見た目が綺麗になればブランドイメージがアップし、集客力にも良い影響を与えるでしょう。反対に劣化や汚れを放置していると、清潔感が無く暗い印象になってしまうため、その店舗を利用したいと思う方が減っていく可能性もあります。

もちろん修繕工事の費用はかかりますが、美観の向上によって店舗の利用者が増えれば企業としてもプラスになるので、先を見据えて定期的なメンテナンスを実施することが大切です。

外壁塗装

外壁は年月の経過とともに塗膜の剥がれやひび割れ、コケ、汚れの付着などが目立つようになります。店舗の美観に最も影響する部分なので、塗装をして綺麗な状態を保つ必要があります。

また、これらの劣化を放っておくと雨漏りの原因にもなるので、耐久性・耐震性を維持するためにも、定期的に塗り替えをして建材を保護することが大切です。

屋根塗装 / 屋上防水

傾斜のある屋根の場合は塗装、屋上になっている場合は防水工事を行います。

屋根や屋上を見ることは少ないかと思いますが、外壁よりも紫外線や雨風の影響を受けやすく劣化するスピードも早いため、定期的なメンテナンスが欠かせません。

特に雨漏りの発生原因となりやすい場所なので、適切な方法で修繕をして劣化の進行を抑えることが重要です。

シーリング工事

シーリングとは、外壁の継ぎ目や窓サッシ周りなどに施されているゴム状の部材です。

建材同士の隙間を埋めて、雨水が浸入しないように防止する役割があります。また、優れた伸縮性で車の振動や地震の揺れに追随し、シーリングがクッションのような働きをして、揺れで建材同士がぶつかり合わないように防ぐ効果もあります。

シーリングは劣化すると割れや剥がれなどが生じ、その隙間から雨水が入り込んでしまう恐れがあるため、定期的にシーリングを埋め直す必要があります。

看板の改修工事

店舗の場合は、看板の塗り直しやデザインのリニューアルなども行われます。

看板は店舗の顔とも言えるため、外壁や屋根の修繕工事を行うタイミングで、看板の改修工事も行うと店舗全体の雰囲気も良くなるでしょう。