シリコンREVO1000-IRは、アステックペイントから発売されている次世代型ハイクラスシリコン塗料です。

アクリルシリコン樹脂や顔料に徹底気にこだわって開発され、建物を守るために必要な機能を高いレベルで発揮します。

耐候性

塗膜が劣化するのは、ラジカルという物質が原因です。一般的な塗料で使用されている顔料には酸化チタンが含まれており、この酸化チタンが紫外線に当たることによってラジカルが発生します。

シリコンREVO1000-IRの場合は、ラジカルの発生・放出を抑えられるラジカル制御型白色顔料を採用しているため、ラジカルが発生しにくく、塗膜の劣化スピードも遅らせることが可能です。

促進耐候性試験の結果でも、期待耐用年数の約13～16年経過後も光沢保持率80％以上をキープしていることがわかります。促進耐候性試験とは、人工的に塗膜の劣化を早めて、その変化を測定する試験方法です。

塗膜が劣化する原因である紫外線や雨に対して高い耐候性を発揮し、さらに変色・色あせを抑える無機顔料を使用しているため、長期間にわたり綺麗な状態で建物を守ります。

また、シリコンREVO1000-IRは一般的なアクリルシリコン塗料に比べて、約3倍のシリコン成分（シロキサン結合）が配合されており、シリコン成分の量が多いことで、より優れた耐候性を発揮すると期待されています。

低汚染性

シリコンREVO1000-IRは低汚染性にも優れているため、建物の美観を長きにわたって維持できます。

一般的なシリコン塗料は表層の柔軟性が高く、汚れが付着しやすい欠点があります。ですが、シリコンREVO1000-IRは特殊な三重構造のアクリルシリコン樹脂を採用しており、柔軟性のある層を強靭な層でコーティングしているため、塗膜表面に汚れが付着しにくくなります。

さらに、カビや藻の発生も抑える効果もあるので、綺麗な状態を保ち続けることが可能です。

遮熱性

シリコンREVO1000-IRは、熱を吸収しにくい遮熱黒色無機顔料を採用しており、一般的な塗料に使用されているカーボンブラック等よりも日射反射率が高い特徴があります。

そして、これにより温度上昇の原因となる近赤外線を効果的に反射する塗膜を形成できるため、室内の温度上昇を抑制することが可能となります。

遮熱性の高い塗料を塗ることで、夏場の暑さが軽減したり、エアコン代の節約などに繋がります。

メーカーが行った遮熱性検証実験でも、優れた遮熱性を持っていることが確認されています。

下の画像は、塗装したサイディング (色:N6グレー) に約2時間照明を当て続け、表面・裏面の温度を放射温度計で測定した結果です。シリコンREVO1000-IRは、一般的なシリコン塗料と比べて、約9℃も温度が低くなっていることがわかります。