フッ素REVO1000-IRは、アステックペイントから発売されている次世代型ハイクラスフッ素塗料です。
フッ素樹脂の選定から配合にまでこだわっており、建物を美しい状態で維持するために欠かせない優れた機能を兼ね備えています。
一般的な塗料に使用されているフッ素樹脂では、劣化しやすい成分同士で結合している交互性の低い部分があるため、その箇所が紫外線に破壊されると塗膜が劣化してしまいます。
フッ素REVO1000-IRの場合は「完全交互結合型フッ素樹脂」を採用しているので、劣化しやすい結合箇所が少なく、それにより紫外線の影響を受けにくい塗膜を形成できます。
さらにフッ素REVO1000-IRは、他社の一液水性フッ素塗料に比べて約2倍のフッ素成分を配合しており、フッ素成分の含有量が多いほど耐候性は高くなるため、従来の一液水性フッ素塗料よりも優れた耐候性を発揮できます。
また、ラジカル制御型白色顔料という材料を採用し、塗膜が劣化する原因であるラジカルという物質の発生・放出を制御するので、ラジカルによる塗膜の劣化を抑えることが可能です。
促進耐候性試験の結果でも、期待耐用年数の約16~20年経過後も光沢保持率80%以上をキープしていることがわかります。促進耐候性試験とは、人工的に塗膜の劣化を早めて、その変化を測定する試験方法です。
塗膜が劣化する原因である紫外線や雨に対して高い耐候性を発揮し、さらに変色・色あせを抑える無機顔料を使用しているため、長期間にわたり綺麗な状態で建物を守ります。
フッ素REVO1000-IRは低汚染性にも優れています。
一般的なフッ素樹脂は、塗膜表面に汚れが付着しやすい欠点があります。フッ素REVO1000-IRの場合は、塗膜表面が強靭なので汚れや排気ガスなどが付着しにくく、建物の美観を長きにわたって維持できます。
さらに、カビや藻の発生も抑える効果もあるので、綺麗な状態を保ち続けることが可能です。
フッ素REVO1000-IRは、熱を吸収しにくいチタン複合遮熱無機顔料を採用しており、一般的な塗料に使用されているカーボンブラック等よりも日射反射率が高い特徴があります。
そして、これにより温度上昇の原因となる近赤外線を効果的に反射する塗膜を形成できるため、室内の温度上昇を抑制することが可能となります。
遮熱性の高い塗料を塗ることで、夏場の暑さが軽減したり、エアコン代の節約などに繋がります。
メーカーが行った遮熱性検証実験でも、優れた遮熱性を持っていることが確認されています。
下の画像は、塗装したサイディング (色:N6グレー) に約2時間照明を当て続け、表面・裏面の温度を放射温度計で測定した結果です。フッ素REVO1000-IRは、一般的なフッ素塗料と比べて表面が12.8℃、裏面は9.3も温度が低くなっていることがわかります。
樹脂 | フッ素塗料 |
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性質 | 水性系 |
液型 | 1液型 |
色 | 69色 |
艶 | 艶有り・3分艶 |
適応素材 | 窯業系サイディング・モルタル・ALC・コンクリート・カラー鋼板・アルミニウム・ガルバリウム鋼版・ステンレス・波形スレート |