リファイン1000MF-IRは、アステックペイントから発売されている美観保持機能に優れた外壁用の塗料です。
紫外線によって分解されない物質である無機成分を配合しているため、従来のフッ素塗料よりも高い耐候性を発揮します。
リファイン1000MF-IRの最大の特徴は、汚れにくい点です。
一般的な塗料は塗膜が緻密ではないため、塗膜の隙間に汚れが入り込み付着しやすいという難点があります。
しかし、リファイン1000MF-IRの場合は、緻密で強靭な塗膜を形成するので粒子の細かい汚染物質ですら入り込みにくくなり、長期にわたって美しい塗膜を維持することができます。
さらに、無機成分が持つ水となじみやすい「親水性」という性質によって、もし塗膜に汚れが付着しても、塗膜と汚れの間に雨水が入り込んで、雨と一緒に汚れを洗い流してくれます。
また、メーカーによる試験でも超低汚染リファインシリーズの「美壁」の効果が確認されています。
下の画像は、実際の屋外環境で1年経過後の状態を比較したものです。超低汚染リファインシリーズは綺麗な塗膜を維持しており、他社塗料と比較して汚れが付着しにくいのがわかります。
そして次の画像は、塗装を行ったサイディング外壁をカーボンブラック分散水で汚染し、その後に水で洗浄した際の結果です。
汚染前と洗浄後で汚れの落ち具合を比べると、超低汚染リファインシリーズは汚染前・洗浄後の違いがほとんど見られず、圧倒的な汚れにくさいを実証しています。
塗膜の劣化要因である紫外線に強く、優れた耐候性を発揮します。
一般的な塗料に含まれる白色顔料「酸化チタン」は、紫外線の影響を受けるとラジカルという物質を発生させます。そしてラジカルは樹脂を破壊し、塗膜の劣化を引き起こします。
リファイン1000MF-IRは、このラジカルの発生を抑える高耐候型白色顔料を使用しているため、通常の塗料よりも劣化の進行を遅らせることが可能です。
促進耐候性試験という人工的に塗膜の劣化を早めて、その経過を測定する試験では、リファイン1000MF-IRの期待耐用年数である約20~24年を超えた場合でも、光沢保持率が80%以上という結果が出ています。
リファイン1000MF-IRは遮熱性が高く、室内の温度上昇を抑えられるメリットもあります。
特殊遮熱無機顔料と呼ばれる材料を採用しており、温度上昇の原因の一つである近赤外線を効果的に反射する塗膜を形成します。この働きによって塗装面の温度上昇が制御され、室内でも快適に過ごせるようになります。
施工前と施工後の表面温度を比較したメーカーによる実験では、施工後の方が17.5℃低下しています。
また、一般的な遮熱塗料の場合は付着した汚れが熱を吸収するため、年月の経過とともに遮熱効果が失わていきますが、リファイン1000MF-IRは汚れにくい塗料なので、汚れによる遮熱効果の低下を抑えられるといった特徴もあります。
樹脂 | フッ素塗料 |
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性質 | 水性系 |
液型 | 2液型 |
色 | 69色 |
艶 | 艶有り・3分艶 |
適応素材 | コンクリート・モルタル・ALC・窯業系サイディング・波形スレート・カラー鋼板・ガルバリウム鋼版・ステンレス・アルミニウム |